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参加曲について 第2回 TOMI「Hachigatsu no hibi」

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今回のCDで「Hachigatsu no Hibi(八月の日々)」の作詞を担当させていただきました。 1960年代にセルジオさんがルーラ・フレイレとカンヂーニョと共作した「Tanto canto」という インスト曲が元になっています。 セルジオさんから、”日本語で歌いたい”とのリクエストがありましたので、日本語での作詞となりました。 今回は、その経緯について書いてみたいと思います。 2019年の夏、私は東京でセルジオさんと一緒にレコーディングを行いました。それは、私とセルジオさんのデュエット曲を制作するためのものでした。その時セルジオさんが、私の日本語オリジナル曲に、ポルトガル語の訳詞をつけてくれて一緒に歌ってくださいました。 このことがきっかけとなり、今度は私が日本語の詞を書くことになったのです。セルジオさんは、ブラジルでのレコーディングに向けて日本語での歌唱を一生懸命練習されていました。ブラジルの方にとって日本語の”chi(チ)”の発音が少し難しいようで、今回収録されている音源でも「hachigatsu(八月)」という単語がちょっぴり上手くいっていないのですが、今となっては懸命に練習されていたセルジオさんが思い出されて、むしろとても良い録音だと思います。 どうもありがとうセルジオさん Tomi   *こちらが原曲の「Tudo Canto」です。          

参加曲について 第1回 西澤沙苗「VOAR」

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本アルバムに参加した日本人アーティスト4名によるエッセイ第2弾です。今回はそれぞれの参加曲について振り返ってもらいました。まずは西澤沙苗さんです! ーーーーー この曲は 2009 年に出した私の 1st.. アルバム『虹色の音』に収録していた曲です。 ピアニスト内田洋子さんからこの曲を聴かせて頂いた時、サビの出だしの2つのメロディーから VOAR (飛ぶ)というポルトガル語が浮かびました。そこからイメージを膨らませ日本語詞をかきました。   セルジオと初めてお会いした後、この CD を名刺代わりにお渡ししました。 その翌年の来日時、私がライブで歌うのを聴いて下さったり、 facebook でこの曲の youtube リンクをアップした時聴いて下さり、好意的なコメントを頂いたりしていました。 その後、この曲を歌いたいので日本語をローマ字で書いた歌詞を送ってほしいとメッセージを頂きました。   ボサノヴァのレジェンドのセルジオに歌ってもらえるなんて光栄なことでした。 日本語覚えるのはやはりたいへんだったと思います。いざ歌って頂くととてもすてきだったので嬉しくて感動しました。 そして、ぜひ一緒に音を残したいと思い、録音までご一緒して下さることとなりました。 セルジオのアレンジにまた感激しました。彼のあの代表曲のあのフレーズがまさか VOAR と合いまるとは思いもよりませんでした。   急遽予約した吉祥寺の街のスタジオで、短い時間でせーので一発どりはとてもスリリングでしたがとても楽しい時間でした。あの時の音がそのまま残りました。 ボサノヴァのゆったりテンポ、柔らかくやさしい声とギター。セルジオならではの見事なアレンジです。   セルジオの最後の CD の中に入れて頂けるとは、もちろん当時は全く思いもよりませんでした。セルジオはコロナにもめげず、デンバーから飛行機に乗ってサンパウロで録音して新しい CD を作ろうとしていました。この曲も候補曲だったと聞いていました。 サンパウロでの新しい録音は幻となりましたが、ご意思をつなぎ、皆さまと『 Romance 』を制作できたことは大切な宝です。 セルジオの思いとこの CD 制作に関わってくださった皆さまの思いが詰まった特別な...

ブラジルのCDプレス工場より動画が届きました。

 生産は順調に進んでいるようです!  

収録曲発表!

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 アルバム収録曲と一言コメントです。 ------------------- 1 Escarlate (Sérgio Augusto / Marcos Calazans) 3:34 セルジオが録音していたデモ音源にセルジオの盟友でマルチ・プレーヤーのカルラォン・アンドラーヂが素敵な伴奏を付けました。   2 Leve (Thais Andrade / Sérgio Augusto) 3:50 セルジオのオリジナル曲をカルラォン、ナタン・マルケス(元エリス・レジーナ・グループ)、ルーラ・バルボーザ(サンパウロの弾き語り第一人者)、デガ・カラザンス(本業は弁護士だが音楽活動歴も長い)がコーラスで参加しました。セルジオの声も後半ハミングで聴こえます。 3 Hachigatsu no Hibi (versão - Tomi / Sérgio Augusto) 2:39  1960年代にセルジオがルーラ・フレイレとカンヂーニョと共作した「Tanto Canto」というインスト曲を、セルジオが日本人シンガーソングライターのTomiさんに日本語歌詞を依頼、タイトルも新たにリメイクされました。セルジオは頑張って日本語で歌っています。これもデモ音源にカルラォンがオケを作成しました。 4 Notícias do Mar (Cau Pimentel / Sérgio Augusto) 3:41 近年再評価されているサンパウロのシンガー・ソングライター、カウ・ピメンテルとセルジオの共作曲です。   5 Dós e Nós (Thais Andrade / Natan Marques) 3:43 エリス・レジーナ・グループで活躍したナタン・マルケスのオリジナル曲をセルジオが日本で知り合った日本人ボサノヴァ・シンガー、ピアニストの才木美紀子さんとデュエットで歌っています。東京録音。 6 Ligue A Cobrar (Flora Figueiredo / Carlão Andrade) 3:41 セルジオが新作で録音を予定した曲。セルジオの録音がなく作者のカルラォンが歌っています。 7 Minha Amada (Sérgio Augusto / Takeo Tsutsui) 2:47   セルジオを初めて日本に連れてきた日本人ボサノヴァ...

発注しました!

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昨日、ブラジル側にて全ての作業が完了、ブラジルのCDプレス工場に発注して頂きました。当初のプランより少々遅れましたが、完成は1月26日予定、日本到着は2月10日前後の見込みです。 過去のメールのやり取りを遡ってみると、坂尾さんに最初に相談したのが昨年の5月13日、そこからすべてが始まり、タケオさん、沙苗さん、才木さん、トミさんの日本人チーム、セルジオの盟友だったマルチ・プレーヤーでスタジオ・オーナーであるカルラォン・アンドラーヂ氏とのやりとりが始まり、収録候補曲の洗い出しや収録曲の選定、収録順の確定、そしてサンパウロ側のSinas na Florestaの鈴森さん&シェンさんの多大なるご協力の元、超多忙なエンジニア、カルロスC.C.アカミネ氏によるマスタリング、ジャケット&ブックレットはセルジオの大ファンであるニムラさんが作成、他にも本当に大勢の皆さまのご協力を受けてここまで来ることができました。皆さまに本当に感謝です!(全13曲の予定でしたが諸般の事情により全11曲となりました。楽しみにされていた皆さまにはお詫び申し上げます。) ご予約の方、日本に到着後準備出来次第お支払&受け渡し方法をご連絡致します。まだご予約されていない方は1月末まで特典キャンペーン期間と致しますので是非ご予約ください!!まもなくです!!  

新年のご挨拶と進捗報告

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2022年、明けましておめでとうございます。 本作品ですが、現状マスタリングとブックレットデザインがほぼ完了し、最終確認の段階に入っております。工場にプレス発注から1週間で完成、日本には10~14日前後で到着するということで当初の予定通り1月中の販売開始を想定しています。(ブラジルとのやり取りですので想像を超えたハプニングが発生する場合もありますがご了承ください。) 日本到着後、ご予約して頂いた方には個別にご連絡、お支払い&受け渡し方法をお伝えします。一般発売は2月以降になりそうです。  それでは、完成までいましばらくお待ちください!!