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2月, 2022の投稿を表示しています

坂尾さんの手元に渡りました!

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本作品のスーパーヴァイザーである坂尾英矩さんの元に完成したCDが届きました。出来上がりに大変満足されているそうです。坂尾さんにはブックレット内にポルトガル語で、日本仕様盤のライナーには日本語で寄稿して頂きました。 坂尾さんの近況ですが、本年1月よりサンパウロで発行されている邦字新聞のブラジル日報に新連載がスタートしています! ここをクリックで該当記事が読めます。  

完成しました!

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Finalmente!! サンパウロで制作したセルジオの追悼CD、予定より1ヶ月程遅れましたが遂に完成しました!お待たせしてしまい本当に申し訳ありませんでした。 これから日本に向けて発送してもらいます。順調にいけば10〜14日前後で届くと思います。予約頂いている方には順にご連絡致します!  

セルジオと私 第5回 Willie Whopper

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ブラジル側よりCD製作遅れのお詫びメッセージが届きました。ブラジルもコロナ渦で資材の調達や作業員の確保、郵送手段の混乱による様々なトラブルが発生している模様です。間もなく完成、日本に向けて発送する段取りです。ご予約された皆さまにはご迷惑をおかけしますがもう少々お待ちください。 今回はかつて日本盤がリリースされたセルジオの『Tudo Que Arde, Cura』のライナーを執筆、セルジオに来日を提言したWillieによるエッセイです。(本テキストはWillie著『Brasileiramente』(2019)で発表した原稿の転載です。)   ------ ブラジルでセルジオ・アウグストといえば著名なジャーナリストを思い浮かべる方も多いだろうが、実は同姓同名のボサノヴィスタがいる。サンパウロ出身、 1960 年代のボサノヴァ時代にたった 1 枚だけレコードを出した幻のシンガー・ソング・ライターだ。当時のレコードはレア盤となっているし、CDすら既に入手困難で、熱心なボサノヴァ愛好家はいまもなお探しているという。 そんな知る人ぞ知るセルジオだが、 2000 年代に入って活動再開、 2004 年、実に 40 年振りとなる作品をリリースした。これは日本のボサノヴァ愛好家の間でも評判となり、 2007 年には日本盤として発売された。 それから数年後、あるブラジル人の友人のフェイスブックページにセルジオ・アウグストという名の人物がコメントしていた。顔写真を見るとあの幻のボサノヴィスタと同じ顔だ。「このコメントしているセルジオ・アウグストってあのボサノヴァの人?」とその友人のページにコメントを付けたら、友人より早くセルジオ本人から「そうだ。」とコメントが付いた。ビックリ仰天、「私は数年前に日本であなたのCDがリリースされた時に解説文を書いたんですよ。」とメッセージを送ったら、「日本で出たことは知っている。だけど印税は貰っていないけどな。」とこれまた驚きのメッセージを受け取った。その後も「ブラジルは治安が悪いので、いまは妻の生まれ故郷、アメリカのデンバーに住んでいる。」、「印税のことは会社同士の問題だから気にするな。」、「それにしても日本でボサノヴァが人気だとは驚いた。いつか日本に行ってみたいよ。」と気さくなメッセージを送ってくれる仲になった。 ちょうどその頃、ある日本人男

試聴用音源公開しました!

先月末ブラジルのプレス工場に発注したのですが、コロナ関係で制作が遅れているようです。なんとか2月中には間に合わせたいです。お待たせして申し訳ございません! 待ちきれない!という方の為に、各曲30秒の試聴用動画を作成しました。これが一般初公開となります。 予約して頂いた皆さまありがとうございました!間も無くです!!  

参加曲について 第4回 筒井タケオ

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  僕とセルジオさんの共作 ”Minha Amada” については先の投稿で書いたので、 2015 年にセルジオさんのご紹介でサンパウロでお会いして意気投合した Cau Pimentel( カウ・ピメンテル ) さんに、このアルバムに収録されているご自身の提 供・共作の 2 曲について少し伺ってみました。 “Brilho” は作曲担当の Dega Calazans( デーガ・カラザンス ) さんの 1995 年発売の アルバムに収録された作品。カウさんが実際にトラブルに巻き込まれ、そこから解 放された時の心境 ... 生きていることの感謝と人生への祝福、を詞にされたそうで す。「あぁすべてが輝いてる!」という感じでしょうか。 オリジナルはアーバン・ファンク的なアレンジなのですが、セルジオさんは弾き語 りのスムースなボサノバに落とし込んでいて、またそれがとても自然で興味深いで す。 “Noticias do mar” は未発表の新曲で、先に出来ていたセルジオさんのメロディー を気に入ったカウさんが詞をのせて完成した作品。完全にイマジネーションの内容 だそうですが、繊細な心の描写とリラックスしたサウンドがとてもボサノバで心地 良いです。夕暮れの海の情景が目に浮かぶようです ... CD がお手元に届いたら、ぜひ歌詞対訳を手にお楽しみください♪     2015年、サンパウロ某所でのボサノバのホーダより。左2番目がカウさん、中央が僕

日本仕様盤について

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今回、ブラジルで制作した本CDですが、日本に輸入後、帯・解説・対訳を封入した日本仕様盤として販売します。対訳を担当して頂いた西澤沙苗さんよりメッセージが到着しましたので紹介します! ーーーーーーーーーー   Romance収録曲のすてきなポルトガル語詩を訳すお役を頂き、とても光栄でした。 皆様のご協力のおかげでなんとか締め切りに間に合い、嬉しいです。 音楽の印象と違うような意外な詩もあり、どの詩も興味を持って楽しみながら訳すことができました。 素晴らしいご機会をありがとうございました! *帯が付いた販売時のイメージです。  

制作遅延のお知らせとお詫び

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ブラジル側より連絡あり、コロナ関係で工場での業務が遅れているそうです。完成見込みは2月10日前後、日本への到着は2月下旬になりそうです。 楽しみにしている皆さま、申し訳ございません。ブラジル側より進展報告ありましたらこちらでご案内致します。   *ご予約頂いている方へのご案内 ブラジルで完成後、日本に到着する間に入金方法、及び受け渡し方法のご連絡を致します!  

参加曲について 第3回 才木美紀子「Dós e Nós」

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  日本が大好きだったセルジオは、当たり前のように「ミキコ、来年はこの曲をやろうよ」と、毎年の来日を前提として(笑)いろいろな曲を送ってきてくれました。 どれもずっと挑戦してみたかった曲だったり、また知らなかった名曲を教えてくれたり、とても嬉しかったです。なかでも今回の収録曲をいただいた時は、「これはきっとミキコが好きな曲だよ」と、まるでとっておきの秘密兵器を出してきたような、ニヤリと笑うセルジオの顔が浮かんで、私は胸をときめかせながら譜面に目を通しました。   エリス・レジーナのグループで活躍していたナタン・マルケスの曲です。 ナタンご本人から、出来上がった録音を送ってね!とメールをいただきひやひやでしたが、例によってセルジオの熱血リハーサルのおかげでなんとか録音を終えることができました。セルジオはナタンとも、エリスとも家族ぐるみのお付き合いだったようですね。レコーディングの後パスタを食べながら、「エリスが亡くなったあの時は、悲しみと恐ろしさでいっぱいだったよ、、」と、それだけポツリと話してくれたのを覚えています。   そんなとっておきのこの曲。うれしいデュエットです。 ミキコはこのまま素直に歌いなさい、あとは任せろと言わんばかりにセルジオがアレンジし、あたらしく生まれたハーモニーが、手前味噌ですがなんとも幸福感でいっぱいにしてくれます。 しかし、歌詞は想像以上に難しくとても深い内容だったのでした。 どうぞお楽しみに!   才木美紀子