セルジオと私 第4回 筒井タケオ

 セルジオと私、第4回は本作品に参加した4人の日本人ボサノヴァ演奏家の中でセルジオと一番最初に対面、最も大きく交流された筒井タケオさんです!

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 セルジオ・アウグストさんのショウをご覧になったり、彼とお会いされた方もいらっしゃると思うので、2015年にレコーティング共演のため、アメリカのコロラド州デンバーのご自宅にお邪魔した際の1日を思い出して書いてみようと思います。
 朝5時頃には奥様Vickiと共に起床(!)、ご自宅の中二階のデスクに並んだPCで奥様とそれぞれSNSやネットサーフィンをしながら談笑。ちなみにキーボードは指1本ずつ入力(笑) その後奥様は日中事務のお仕事があり、車で出勤されます。
 セルジオさんは飼っている大型犬(メス)の散歩やTVのテニス観戦、そしてギター弾き語りの練習をして過ごされていました。僕に合わせてお休みされていましたが、普段は地元のテニスクラブにもよく行かれていたそうです。
 ワンちゃんの名前はZuzi(ズーズィ)というのですが、セルジオさんが呼ぶと何故か「ジョージ!」としか聞こえない(名前が2つあったのでしょうか?)笑 世話が大変なので、ペットを飼うつもりはなかったそうですが、近くに住む娘さんご家族の勧めで一緒に暮らすことになったそうです。セルジオさんのいない現在は、奥様を隣で癒しているのかもしれませんね...
 レコーディング以外にも僕と一緒に曲を作ったり、日本の唱歌を覚えたり、散歩しながら日本でショウをやる夢を語ったりしました(2015年の春頃でまだ初来日前)。彼の友人たち:エリス・レジーナさんやカルロス・リラさんから、日本ではボサノバが人気があり、熱心に聴いてくださるファンの方が多い、と聞いていたそうです。
 余談ですが、セルジオ家では一時期エリス・レジーナさんの息子さんを預かっていたそうです。 (ジョアン・マルセロ:ホナウド・ボスコリとの間の子供) 彼女ともそれくらい仲が良かったのですね、今頃天国で会えたでしょうか?「エリス&セルジオ」 なんて夢のセッション観てみたい!
 そして2019年のある日、デンバーのセルジオさんから「新しい曲を書いていないの?」とメッセージがあり、ちょうどできたばかりのメロディーを弾き語り動画にして送りました。すると3日もしないうちに歌詞が返送されてきて、驚きつつも嬉しかったです。内容は意外にもリオデジャネイロのラブストーリーで、ジョビンやボサノバ第一号(推定)アルバムの名前も登場するので、ボサノバ好きとしては嬉しい限りです♪
その「Minha Amada」、アルバムにはセルジオさんの弾き語りデモがそのまま収録されています。あの唯一無二のギター弾き語りが、もう生で聴けないのはとても残念ですが、彼の作品や演奏がこれからも愛され続けることを願っています。


 

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